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ニューハート・ワタナベ国際病院

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大動脈弁閉鎖不全症[ダイドウミャクベンヘイサフゼンショウ]

どんな病気?

大動脈弁閉鎖不全症とは心臓から大動脈に血液が押し出される際に開閉する大動脈弁がうまく機能しなくなることで、血液が心臓に戻ってしまう病気です。大動脈弁は左心室と大動脈を繋ぐ心臓の出口にあたる部分にあり、血液が流れだすときに開き、それ以外の時は閉じていることで、心臓に血液が逆流してくるのを防ぐはたらきを担っています。このはたらきが正常に行われないと血液が逆流し、循環器や呼吸器に大きな負担をかけてしまうことになります。

どんな症状?

大動脈弁閉鎖不全症になると、血液の逆流により心臓に負荷がかかるため心臓が弱り、全身に十分な血液を送ることができなくなります。これによって、ちょっとした運動でも激しい動機や息切れが起こったり、咳が止まらなくなることがあります。また、さらに症状が悪化すると安静時や睡眠時にも動機や息苦しさを感じるようになります。多くの場合は初期症状に気づかないため左心室が拡大したり、肺に水が溜まってしまうという症状があらわれて初めて気づくケースが多くあります。

原因は?

大動脈弁閉鎖不全症には大きく分けて二つの原因があります。一つ目は病気や先天的な理由により大動脈弁そのものが壊れたり、形が正常でなかったりするケースで、もう一つは、同様の理由により大動脈が拡大したり炎症を起こしたり、破れてしまうケースです。どちらも加齢や高血圧、糖尿病、動脈硬化など、生活習慣が原因である病気から起こる場合と、リウマチ熱や大動脈解離などの症状として起こる場合があります。

どんな人がなりやすいの?

原因にも挙げたように、大動脈弁閉鎖不全症の原因となるのは、大動脈弁自体、または大動脈の異常などです。つまり、現段階で高血圧や糖尿病、高脂血症などの病気によって動脈硬化を起こしている人は健康な人よりも血管がもろく、大動脈弁が壊れたり、血管が避けてしまう可能性が高いため、この病気にかかる可能性も高いと言えます。また、感染性心内膜炎や動脈炎など、循環器系に炎症を引き起こす病気にかかったことのある人も発症の可能性が高いと言えます。

検査・診断方法は?

大動脈弁閉鎖不全症の診断方法は、聴診によって血液の逆流音がないか調べたり、心電図で心室の拡大や不整脈が起こっていないかを調べます。その他、超音波を使った心臓や血管の詳しい検査や、心臓カテーテル検査をすることもあります。

治療法は?

大動脈弁閉鎖不全症の治療法は進行の度合いによって異なり、軽度~中程度のものであれば薬によって血圧を下げることで血液の逆流量を減らし、少しでも心臓にかかる負荷を減らして、病気の進行を最大限抑えるという手段があります。より重症である場合や他の合併症がみられる場合は、壊れてしまった弁を人口のものに取り換えたり、縫合して形を整える外科手術が行われます。軽度であっても、症状を完全に治すという薬はないため、あくまで進行を抑える治療が主となります。

診療科について

手術などの外科的治療は心臓外科、診察や検査は循環器内科となります。

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