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ニューハート・ワタナベ国際病院

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心房中隔欠損症[シンボウチュウカクケッソンショウ]

どんな病気?

心房中隔欠損症は、先天性心疾患による病気のひとつです。生まれつき心臓やその周囲の大血管に異常があることを「先天性心疾患」といいますが、心臓の軽度の異常が初期に見逃され、大人になるまで持ち越されることが多い病気です。心房中隔欠損症は、左心室と右心房の間(心房中隔)の壁に孔が開いており、軽度の場合は見逃されやすいため、成人の先天性心疾患として最も多くなっています。

どんな症状?

心房中隔欠損症の症状は、息切れや不整脈ですが、軽度の場合には自覚症状が殆どありません。また、子供のうちに見つかったとしても、成長とともに症状が強くなる場合も少なくありません。心房中隔欠損症は、心房中隔に孔が開いているのですが、その穴が大きくなると、息切れや脈拍の乱れが現れ、肺高血圧症の原因にもなります。また、目立った症状がなくても、心不全、不整脈、感染性心内膜炎が起こりやすく、合併症のコントロールを含めた経過観察を要します。

原因は?

心房中隔欠損症の原因は、先天性の心疾患によるものです。生まれつき心臓やその周囲の大血管に異常があることに起因するので、他の多くの病気のように、生活習慣や細胞の変化などによって惹き起こされるものではありません。そして、成長と共に症状が出る病気のため、子供の時に見つかった時点で直ぐに治療を始めるか、経過観察で症状が出てから治療をする場合もあります。乳幼児で手術を行う人もいれば、成人してから手術する人もいるのが現状です。

検査・診断方法は?

心房中隔欠損症の検査は、胸部エックス線と心電図検査で、場合によっては心エコーも行われます。併せて、問診で「息切れ」「動悸」「むくみ」などの症状がないか、そして、普段の生活の様子などを確認します。仕事の内容も重要視され、孔が小さいと診断された場合は、1年に1回の割合で経過観察を続けます。日本では心房中隔欠損症を専門としているほとんどが小児科医で、大人に対応している医療機関は限られています。

治療法は?

心房中隔欠損症の根本的治療法は手術ですが、薬物による治療法もあります。近年、心房中隔欠損症は、カテーテルによる治療も増えていますが、開いた孔の状態によってはカテーテルでは治療できない場合もあります。症状がある人は、一般的に手術の方が生活の質が改善します。ただし、手術やカテーテル治療にはリスクも伴うので、予測される経過や合併症、日常生活の改善度などを検討する必要があります。また、合併する不整脈には薬物療法の他、カテーテルアブレーションによる治療もあります。

診療科について

手術などの外科的治療は心臓外科、診察や検査は循環器内科となります。

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