心室頻拍とは
心室(心臓の下の部屋)から、心室期外収縮が、高頻度に出現する(心拍数が1分間に120回以上の頻度で心室期外収縮が3連発以上出現する場合)ものを心室頻拍といいます。
突然死の原因となることがあり注意が必要です。
ここでは、心室頻拍の原因・症状・治療方法などについてご紹介いたします。
心室頻拍の種類
器質性心室頻拍
多くは何らかの器質的心疾患に合併して発症しますが、明らかな器質的心疾患を有さない心室頻拍の存在も知られています。
特発性心室頻拍
心臓病により発症するタイプのもの(器質性心室頻拍)と、心臓病がないのに発症するもの(特発性心室頻拍)に対して、心臓病がないのに発症するものを突発性寝室頻拍といいます。
心室頻拍の症状・原因
心室頻拍の症状として動悸が頻繁に発生し、ふらつきや脱力感、胸に不快感がみられます。自覚症状として、胸が急にドキドキする、息切れがする、めまい、ふらつき、意識消失発作などがあります。
心室頻拍の原因として挙げられるのは、もともと心筋梗塞や心筋症を患っている方に発症する場合と、心臓に病気を持っていない方が突然、症状を引き起こす場合があります。後者の心室頻拍を特発性心室頻拍と呼びます。
検査
12誘導心電図、イベントモニター、ホルター心電図、心臓電気生理学的検査。
治療(手術)法
薬物治療と非薬物治療があります。
後者にはカテーテルアブレーション、場合によって植え込み型除細動器の手術を行います。
予防・食事
特に制限はありませんが、服薬は忘れず確実にしなければなりません。
自動車の運転に制限が出る場合があります。