気胸とは
肺の一部が破れて空気がもれ、肺が虚脱した病気を気胸といいます。
肺が正常に膨らむことができなり呼吸困難や咳、胸痛などの症状が出現します。
症状・原因
自然気胸、続発性自然気胸に分類できます。
自然気胸:肺胞の一部が嚢胞化したもの(ブラ Bulla)や胸膜直下に出来た嚢胞(ブレブ Bleb)が破れ、吸気が胸腔に洩れる事でおこる。胸痛をきっかけに受診することが多い。
年配の人の気胸の場合は肺気腫・結核・肺癌などの基礎疾患に伴う続発性気胸が多い。
女性の場合は子宮内膜症が横隔膜や肺に広がり月経とともに剥がれ落ちて起こる、月経随伴性気胸の場合もある。
交通事故などによる肋骨骨折が原因となるものや、点滴誤穿刺、気管支鏡検査による合併症、鍼による肩背部・胸部などへの直深刺などによる外傷性気胸もある。
検査
胸部レントゲン、CT。
治療(手術)法・入院期間・術後
経過観察、胸腔ドレナージ、手術(胸腔鏡下)
再発率を下げる目的で積極的に手術を行っています。
術後数日(2-5日)で退院。
予防・食事
特になし。