良性甲状腺腫瘍とは
腺腫と腺腫様甲状腺腫があります。
腺腫は、多くは甲状腺の左右どちらか一方にしこりができるものです。女性に多く、大きさは様々です。
腺腫様甲状腺腫では、左右の甲状腺に大小さまざまな大きさのしこりがいくつかできます。
良性ですが、一部にがんが含まれていることがあります。
ここでは、良性甲状腺腫瘍について症状・原因、検査等をご紹介いたします。
甲状腺がんについては「甲状腺がんとは?症状・原因・治療(手術)方法」で詳しく解説しております。合わせてご覧ください。
症状・原因
良性甲状腺腫瘍は甲状腺のはれとして見つかったり、超音波検査などで偶然見つかることもあります。
甲状腺全体がはれる「びまん性甲状腺腫」と、甲状腺が部分的にしこりのようにはれる「結節性甲状腺腫」があります。
ほかには何も自覚症状がないのが特徴です。
検査
良性甲状腺腫瘍の検査には、採血検査、超音波検査(エコー)、細胞診(エコー下穿刺吸引細胞診 )、CT検査、MRI検査、PET-CT検査などを行います。
治療(手術)法・入院期間・術後
良性甲状腺腫瘍の治療法・入院期間・術後については次の通りです。
・切除術 通常は頚部横切開(数cm〜10cm)
・ロボット手術(腋窩アプローチ)
・内視鏡手術(前胸部アプローチ)
・手術後数日(3-5日)で退院(通常手術、内視鏡手術、ロボット手術共に)
良性甲状腺腫瘍の治療方法についてセカンドオピニオンを希望の方は、
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予防・食事
特になし。