肺がん(肺腫瘍)とは
肺がんは、肺に発生する悪性腫瘍で肺そのものから発生したものを原発性肺がんといい、通常肺がんといえば原発性肺がんを指します。
一方、他の臓器から発生し、肺に転移したものを転移性肺がん、または、肺転移と呼びます。
基本的にがんの性質は、どの臓器から発生したかで決まります。肺がんは、早期であれば手術が最も治癒の期待できる治療法ですが、発見された時には進行している場合が多く、手術のほかに放射線治療や抗がん剤治療、さらにこれらを組み合わせた治療が選択されます。
全身のがんの中では、最も治療が難しいがんの一つです。
症状・原因
肺がんに特徴的な症状はありません。肺がんの種類、発生部位、進行度によって症状は異なります。
せき、たん、倦怠感(だるさ)、体重減少、胸痛などさまざまですが、これらの症状はほかの呼吸器の病気でもみられます。
一方、血痰は肺がんの可能性が高いとされています。
日本人で最も多いのは無症状で、検診や、他の病気で胸部エックス線やCTを撮ったときに偶然発見される場合です。
検査
血液検査、胸部レントゲン、CT、MRI、PET、気管支鏡検査。
治療(手術)法・入院期間・術後
腫瘍の種類によって、治療方法は異なります。良性腫瘍では一般的に手術が行われることが多く、悪性の場合には手術・放射線治療・抗がん剤治療のいずれかや、これらを組み合わせた治療が行われます。
予防・食事