自由診療の治療内容
心拍動下僧帽弁形成術で使用されるThe NeoChord Artificial Chordae Delivery System, Model DS1000,というデバイスは、医薬品医療機器等上で承認を得ていない未承認医療機器です。
当院で使用しているものは米国NeoChord社で製造されたものを個人輸入しております。
※個人輸入について、詳しくはこちら
国内においては承認されている医療機器ではありませんが、米国のFDA(アメリカ食品医薬品局)に承認されており、従来の僧帽弁閉鎖不全症と同様に以下のリスクがあります。
- 術後の心不全、出血、不整脈、脳障害、腎臓・肝臓・肺・その他臓器障害・感染症、など
NeoChord Receives FDA Approval to begin Clinical Trial for Treatment of Degenerative Mitral Valve Regurgitation - https://neochord.wpmudev.host/wp-content/uploads/2016/10/700242-001-Rev-1-Press-Release-IDE-Approval.pdf
2011年から2022年5月までに、全世界で1,750人以上の方がこの治療を受けられており、欧米において確立された治療法として認可されております。日本では当院での8症例を含め10症例です。
治療の流れ・治療期間・来院回数
手術目的の来院は1回のみです。
治療の費用
※症状や合併症によって金額は変動します。
【診療報酬点数】
K554-2 胸腔鏡下弁形成術 1弁のもの109,860点+医療器機+外来・検査・入院・食事などの費用が加算され、総額 300~800万円(税別)です。
リスク・副作用
従来の僧帽弁形成術と同様に以下のリスクがあります。
- 術後の心不全、出血、不整脈、脳障害、腎臓・肝臓・肺・その他臓器障害・感染症、など