ニューハート・ワタナベ国際病院は、手術の合併症発生率や死亡率をゼロにすることを目指しています。

手術を受ける前に患者さんにもリスクを減らすための準備をお願いしており、その中でも重要なのが禁煙です。

当院では、禁煙されていない患者さんの手術はお受けできかねますことをご理解ください。

 

喫煙のリスク

手術を受ける際、喫煙は術後の回復を遅らせ、合併症のリスクを高めることが分かっています。
喫煙は呼吸器や心血管系に影響を及ぼし、手術後の創部感染や肺炎、骨の治癒障害など、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。しかし、禁煙することでこれらのリスクを大幅に減らすことが可能です。

 

手術前の禁煙について

■ 手術の4週間以上前からの禁煙をお願いします
電子タバコ・加熱式タバコを含むすべての喫煙製品の使用の中止が必要です
減煙(タバコの本数を減らす)ではなく、禁煙をお願いします

禁煙は術後の健康改善だけでなく、長期的な健康維持にもつながります。心臓手術受けた患者さんで、禁煙を続けた人は予後が良く、死亡率が低いことが分かっています。禁煙が難しい方は、禁煙外来を利用しましょう。

 

手術前の喫煙が判明した場合

当院では、必要に応じてニコチン反応の検査を用いて禁煙の有無を確認しており、隠れて喫煙していても判明します。入院時に喫煙が判明した場合は、手術を中止させていただいております。

 

何卒、ご理解くださいますようお願いいたします。

 

*周術期禁煙プラクティカルガイド
https://anesth.or.jp/files/pdf/kinen-practical-guide_20210928.pdf

※日本麻酔科学会 公式ホームページより
https://anesth.or.jp/users/common/preoperative_complications/31

(2024年11月28日)