「長生き」と「健康に長生きする」は違います。心臓外科医の視点から見ると、普段の食事の中に心疾患のリスクを高める食品が多く潜んでいます。今回は、特に注意が必要な3つの食品と、積極的に取り入れたい食事法をご紹介します。
心臓に悪い食べ物 3選
01 ラーメン・パスタなどの麺類
小麦粉を使った麺類は体内への吸収が非常に速く、血糖値を急上昇させます。これが慢性的に続くと糖尿病につながり、さらに動脈硬化・心臓病へと進行するリスクがあります。
また、ラーメン1杯には約7gの塩分が含まれており、1日の推奨摂取量(約6g)を1食でオーバーしてしまいます。汁まで飲んでしまうと、さらに塩分の摂りすぎにつながります。
02 ケーキ・パン、とくにドーナツ
小麦粉と砂糖の組み合わせにより、糖尿病リスクがさらに上昇します。なかでもドーナツは「最も体に悪い甘い食べ物」と言えるほど要注意。砂糖と小麦粉に加え、酸化しやすい油で揚げているため、血管への負担が三重になります。
渡邊先生ご自身も「ドーナツにはまったく見向きもしない」と語るほど、心臓外科医として最も避けるべき食品に挙げています。
03 焼肉
肉にはタンパク質が含まれますが、焼肉として食べる場合は「脂とタレの味」で食べているようなもの。旨さの主役は脂肪と塩分であり、これらが動脈硬化の原因になります。
肉を食べるなら、脂の少ない部位を選び蒸し調理にするのがおすすめです。
※ポイント:糖・塩・酸化した油——この3つが重なるほど、血管へのダメージは大きくなります。食品を選ぶ際はこの観点を意識してみてください。
心臓に優しい食べ物と食事法
お刺身・お寿司(青魚)を積極的に
サバ・イワシ・サンマなどの青魚にはDHA・EPAが豊富に含まれ、血液をサラサラに保つ効果が期待できます。寿司が世界中で「健康食」として広まっている理由の一つです。渡邊先生ご自身が一番好きな食事として刺身・寿司を挙げており、実践されています。
肉を食べるなら「蒸し肉」スタイルで
肉を完全に断つ必要はありません。脂の少ない部位を蒸して食べることで、良質なタンパク質を取りながら余分な脂質を抑えられます。焼く・揚げるより、蒸すことで酸化した油の摂取も防げます。
まとめ
| 控えたい食品 | 積極的に取りたい食品 |
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単なる寿命の長さではなく、「健康な状態で長く生きる」健康寿命を意識した食事選択が、心臓を守る第一歩です。毎日の小さな選択が、長期的な心臓の健康につながっています。


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