医師インタビュー|セカンドオピニオン

セカンドオピニオンは患者さんの権利です

——渡邊剛医師が語る、本当に信頼できる医師とは

「他の病院に意見を聞きに行きたい」と言い出せずにいる患者さんへ。セカンドオピニオンをめぐる現場の実態と、患者さんが知っておくべき権利について、当院総長・渡邊剛医師が率直に語りました。

インタビュー全文

渡邊剛医師

セカンドオピニオンについて、ひとつお伝えしたいことがあります。あるご家族から相談を受けました。お父様が大動脈弁閉鎖不全症で手術が必要と診断されたのですが、持病もあり、カテーテル治療も大きく胸を切る手術も不安で、ほかの病院でもう一度意見を聞きたいと主治医に伝えたそうです。するとその医師から「他院に行くなら、当院はこの病気に関わる治療を一切拒否します。紹介状も出しません」と言われたとのことです。自分の判断を疑われたと受け取ったのかもしれません。

インタビュアー

紹介状すら出さないというのは、ひどい話ですね。

渡邊剛医師

ひどいと思います。こういった対応をする医師が、残念ながら少なくない。患者さんは相当な勇気を持って申し出ているわけです。医療の本来の姿は、患者さんに寄り添うことのはずです。セカンドオピニオンを求めることは、患者さんにとっての権利です。それを阻むような言動は、あってはならない。

インタビュアー

セカンドオピニオンを受けるには、まず今の主治医に伝えなければいけないのでしょうか?

渡邊剛医師

わざわざ主治医に伝える必要はありません。直接ご相談にいらっしゃった方が話も早いですし、余計な心配や気まずさもない。紹介状を取り付けるには時間もかかります。また、大切なことをお伝えすると、病院で行った検査の結果データは、患者さん自身のものです。病院の所有物ではありません。ですから、そのデータを別の病院に持参して相談することは、当然の権利です。病院間でデータを取り寄せることもできます。

渡邊剛医師(続き)

患者さんの中には、「これまで親切にしてもらった先生を裏切るようで申し訳ない」と感じる方もいらっしゃいます。その気持ちは理解できます。ただ、セカンドオピニオンを申し出た途端に背を向けてしまう医師を、本当に信頼できるでしょうか。「行っておいで、手術のあとも何かあれば診るよ」と快く送り出してくれる医師こそ、長く頼れる存在だと私は思います。

「セカンドオピニオンを申し出たとき、快く紹介状を書いてくれる医師が本当に信頼できる医師です。それが医師としての義務であり、患者さんへの誠実さの証だと私は考えています。」

——渡邊剛(ニューハート・ワタナベ国際病院 総長)

 

この動画のポイント

  • セカンドオピニオンを申し出ることは患者さんの正当な権利であり、医師はそれに親切に応じる義務がある
  • 主治医に事前に伝える必要はない。直接ほかの病院へ相談に行くことができる
  • 検査結果のデータは患者さん自身のもの。病院をまたいで持参・転送が可能
  • セカンドオピニオンを快く送り出してくれる医師こそ、長期的に信頼できる

当院のセカンドオピニオン

紹介状不要・オンライン対応可。まずはお気軽にご相談ください。

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